業務用脱毛器のコストはサロン経営を左右する!内訳と算出方法を徹底解説

業務用脱毛器のコストは、サロン経営する上で大きく関わります。導入コストからランニングコスト、実際のショット数や重さなど、内訳は想像しているより細かいです。収益を上げるサロン経営ができるように、事前に業務用脱毛器に関するコストを確認しておきましょう。

業務用脱毛器を選ぶ際は、なるべくコストのかからない製品を選ぶことが大切です。コストは、
導入時だけではなく、維持するためのランニングコストや回転率なども含まれています。
今回は業務用脱毛器のコストについて解説をすると共に、おすすめの脱毛器をご紹介するので参考にしてみてください。

目次

業務用脱毛器のコスト早見表

商品名 メーカー 公式HP 総合評価 本体価格 ポイント 用途 ランニングコスト 脱毛方式 ランプ代 ランプ総ショット数 照射面積 照射間隔 保証期間 対応部位 対応ユーザー 生産国 外形寸法 重量 電圧 支払方法
バイマッハ(BYMACH) レナード株式会社 4.7 イオン導入同時照射、2本ハンドピース同時冷却、ブラックピーリング - IPL、SHR 9.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ 日本 H620×W450×D1110mm 55kg 100V 現金・ローン・リース・レンタル
ルテラ(Lutella) 滝川株式会社 3.4 脱毛・フェイシャルモードの2機能搭載。ひげ脱毛も対応可能。駿府ルナタッチパネルで簡単な操作。 脱毛・フェイシャル・ヒゲ脱毛 0.93円 - 13.9万円 15万回 3.9cm2 1.5~3.5s 3年 顔, ヒゲ 女性 日本 H290×Wv528×D358mm 15kg 100V -
トレル(TOREL) 株式会社アリオス 3.6 ハイスペックな卓上タイプ、冷却機能で痛みを抑える。5つの転写モードを搭載。独自メモリー機能。 フラッシュ脱毛・フェイシャル・メンズ脱毛・リフトアップ・赤ら顔・バストケア 0.24円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 0.1~1秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - H1350×W480×D490mm 32kg 110V -
ペガサス(PEGASUS PRO) 株式会社富士美容機 3.6 充実の基本性能。ハイパワーによる高速脱毛。多数機能搭載の4つのハンドル。多様なシリーズ展開。 脱毛・フォトフェイシャル・リフトアップ 0.15円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ - H1350×W480×D490mm 100V 銀行ローン・クレジットリース・分割払い・月額レンタル
ウェルテクス(VERTEX) 株式会社リッシュプラス 3.8 脱毛、フェイシャル、バスト、ヒップ 0.32円 IPL 30万回 7.5cm2 1~2発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 幅35×高さ83×奥行き36cm 32kg 100V 現金払い・リース
ルミクス(LUMIX) 株式会社エストラボ 3.5 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.16円 IPL 10万円 60万回 7.5cm2 1~6発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H420×W460×D650mm 30kg 200V -
ルミクスツイン(LUMIX-TWIN) 株式会社エストラボ 3.6 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.1円 SHR,IPL 10万円 100万回 7.5cm2 1~10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H1290×W440×D640 mm 66kg 200V -
リオキシー ヴィクトリア(RIOXY VICTORIA) グローバルサイエンス株式会社 3.5 脱毛(減毛、除毛)、フェイシャル、バストケア 0.4円 NPL 60万回 7.5cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - 横62×奥35×高105cm 48kg 100V -
シルキーライトEX(Silky Light EX) 株式会社トマトInc 3.2 全身脱毛、フェイシャルトリートメント、バストケア IPL 12万回 13.77cm2 0.9秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 W370×D460×H290mm 25kg 100V -
ライセエンス2(LIGHENCE Ⅱ) 株式会社WAARMラボラトリー 3.8 136万円 導入コストがリーズナブル。OPT方式。数時間の研修で使えるシンプルな操作性。 脱毛、フェイシャル、リフトアップ 0.2円 OPT、IPL、RF 9.8万円 50万回 5.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - W440×D420×H1000mm 35kg 100V -

業務用脱毛器の導入コストとは?

業務用脱毛器の導入コストは、今後サロン経営する上で重要になるポイントの一つです。
業務用脱毛器は安価なもので本体価格100万円程度、高価なものは
400~600万円かかるものまで幅広くなっています。

お客様満足度を考えれば、高い脱毛効果を発揮するだけでなく、
フェイシャルや痩身などさまざまな機能を搭載している「業務用脱毛複合機」を導入したいと思われるでしょう。
とはいえ、600万円する高額の業務用脱毛器を導入すれば経営が成功するとは限りません。

業務用脱毛器は、サロン経営を念頭において選ぶべき項目です。
お客様のことだけを考えて導入すると、最終的にはサロン経営できなくなる
恐れがあるためメリットとデメリットを把握して慎重に検討しましょう。

業務用脱毛器導入コストが「高い」ものを選ぶ際のメリット・デメリット

導入コストの「高い」ものを選ぶメリット

導入コストの高い業務用脱毛器を選ぶメリットは、
経営サポートや、技術にノウハウが価格に含まれている場合です。
また、脱毛以外のメニューなど脱毛と共に、
フェイシャルや痩身などのメニュー搭載の高機能モデルを選ぶ場合、
導入初期費用は高くなってしまいますが、のちのちの経営戦略で収益アップを期待できます。

例えば、ワキ脱毛12回10,000円のみの契約だけでは収益はあまり伸びません。
ここに、フェイシャル1回10,000円も追加できれば、その分1日の収益を伸ばしやすくなります。
脱毛の他に、フェイシャルと痩身のコースプランを設ければ、
より収益に影響を与えるでしょう。

導入コストの「高い」ものを選ぶ デメリット

一方で、導入コストの高い業務用脱毛器は
短期間でコストを回収するのが難しいというデメリットもあります。

実際は、脱毛以外のコース契約してくれるお客様ばかりではありません。
営業してもお客様の予算は限られているため、思ったように収益に繋がらない可能性があります。

業務用脱毛器の導入コストが「低い」ものを選ぶ際のメリット・デメリット

導入コストの「低い」ものを選ぶメリット

導入コストが100万円程度と低い業務用脱毛器は、
短期間でコストを回収できる見込みがあるところ、初期費用が抑えられるのがメリットです。

脱毛専門サロンとして運営していくと決めて経営するのであれば、低コストの
脱毛のみに特化した業務用脱毛器を選んで構いません。

大きな負担を背負わずにサロン運営ができるため、
お客様への無理な営業なども行わずに経営していけるでしょう。

導入コストの「低い」ものを選ぶデメリット

逆に導入コストが安い業務用脱毛器は、高いものと比べると
性能や機能などが劣っている可能性があります。
照射出力が低く効果的な施術を提供できないため、お客様満足度に影響が出るかもしれません。

また、フェイシャルや痩身に興味を持つお客様に対応できる機能がないため
売り上げを逃す場合もあります。導入コストを低くすることばかりにとらわれず、
経営するサロンの規模や方針、予算などを考慮して適切な業務用脱毛器を選びましょう。

業務用脱毛器のランニングコストとは?

ランニングコストとは、業務用脱毛器を維持するうえで必ず必要になる費用です。
当然、ランニングコストがかかりすぎてしまうと、今後の経営に影響が出ます。

業務用脱毛器を導入するサロンにおける、
ランニングコストには以下のようなものが挙げられます。

  • ランプやカートリッジの交換費用
  • メンテナンス費用
  • 電気代
  • 全身脱毛1人あたりにかかるコスト

業務用脱毛器を低コストで導入できても、ランニングコストが
かかってしまうと本末転倒です。安定したサロン経営を目指すなら、
脱毛器を導入する際にランニングコストを考慮して選びましょう。

それぞれの項目におけるランニングコストについて、
詳しく解説するので参考にしてみてください。

ランプやカートリッジの交換費用コスト

脱毛の施術をするにあたって、ハンドピースと光源ランプの交換は必要不可欠です。
これらが使えなくなると施術できないため、光源ランプ代とハンドピース代、
総ショット数を事前に確認しましょう。

ハンドピースと光源ランプの交換は、10~20万円程度が相場となります。
交換回数が多くなるほどコストがかさんでいくため、総ショット数を
確認して長く使える業務用脱毛器を選びましょう。

一般的な1ショットあたりの相場は、0.1~1.2円です。
ランニングコストを低く抑えたい場合は、1ショットあたり1円以下の
業務用脱毛器を選びましょう。ただし長く使えるものを選ばないと、
短期間で何度も交換することになり、結局ランニングコストがかかるため注意が必要です。

メンテナンス費用コスト

業務用脱毛器の平均耐用年数は、5~10年程度です。
1台の業務用脱毛器を長く使うためには、フィルターやハンドピースの掃除や除菌など、
定期的にメンテナンスを行って性能を維持する必要があります。

日頃からメンテナンスを行っていれば、故障する確率が下がり
修理費用を抑えることも可能です。また、アフターフォローとして
定期メンテンナスを導入しているメーカーから購入する手段もあります。

業務用脱毛器を導入する際には、保証期間やメンテナンスサービスなどについて
事前に確認しておきましょう。

なお、業務用脱毛器の修理内容によりますが10万円程度の
修理費用が必要になります。これは一つの目安なので、
部品代や工賃によってはさらに高額になる可能性もあるでしょう。

メンテンナス費用を抑えるためにも、
日頃から業務用脱毛器の管理を忘れずに行うことが重要です。

施術時の電気代コスト

業務用脱毛器を扱うために、必ず必要なコストとして電気代も挙げられます。
毎日多くのお客様の施術をする場合、より多くの電気代がかかるでしょう。
利益を上げるためには、予約を多く入れるだけではなく電気代を節約することも必要です。

業務用脱毛器によって電気代は異なるため、複数台で比較することを忘れずに行いましょう。
業務用脱毛器にかかる、電気代の算出方法は以下のとおりです。

  1. 消費電力×使用時間=電力量(Wh)
  2. 電気量÷1000=1時間あたりの電気量(kWh)
  3. kWh×契約しているプランの1kWhあたりの電気料金=電気代

照射出力の高い業務用脱毛器は、より多くの電気を使うケースがあります。
しかし、「照射出力が高い=電気代が高くなる」とは言い切れません。

近年『スピード脱毛』という言葉があるように、短時間で施術を終わらせる業務用脱毛器が増えているからです。照射出力が高くても、短時間で施術が終わるなら電気代も少なく済むでしょう。
また、ワキやVIOなど脱毛範囲が狭い部位のみのお客様に関しても、電気代は安く済みます。
このように、電気代はお客様のプランによっても左右される費用であると認識しておきましょう。

全身脱毛1人あたりにかかるコスト

脱毛といえば全身脱毛といっても過言ではないほど、希望されるお客様が多くいます。
全身脱毛は部分脱毛に比べて多くのショット数を必要とするため、
どのくらいのコストがかかるか算出しておきましょう。

まず、全身脱毛に必要なショット数は1人あたり2,000~3,000ショットが目安です。
全身脱毛にかかるコストを算出するには「1ショットあたりのコスト×ショット数」の式に当てはめましょう。
仮に1ショットあたり1円だとすると、1人当たり2,000~3,000円の
コストがかかると予想できます。このコスト踏まえて、全身脱毛1回あたりの
価格を設定することがポイントです。

例えばコストが3,000円かかるのに対し、全身脱毛1人あたり3,000円の
価格設定では赤字になってしまいます。収益を上げることと、
業務用脱毛器導入の費用を回収することを念頭に置いて、適切に価格を設定しましょう。

業務用脱毛器のコストは回転率も考えよう

コストを計算する際は、サロンの回転率も考えて算出することが大切です。
全身脱毛に60~90分かかるサロンが多い中、20~30分で
終わる業務用脱毛器を導入しているサロンもあります。

60分かかる業務用脱毛器の場合、1日8時間稼働して1台あたり
最高8人の施術しか行えません。一方、30分の業務用脱毛器の場合は8時間稼働して
1台あたり16人の施術が行える計算です。1人あたり1万円のプランだとしたら、
60分の業務用脱毛器は8万円、30分の業務用脱毛器は16万円と収益に大きな差が生まれます。

業務用脱毛器の導入コストやランニングコストが抑えられても、
このように収益に大きな差が出る可能性があることも覚えておきましょう。
また業務用脱毛器を複数台導入すれば、1日の予約枠を増やせるためさらに収益が増えます。

さらに、多くの予約枠を設けられればお客様が予約を入れやすくなり、
満足度にも繋がるでしょう。とはいえ、照射スピードが速さだけを重視するのも
注意しなければなりません。お客様からすれば「雑に施術されている」と感じる場合があるからです。

お客様に業務用脱毛器の特徴などを説明することはもちろん、
施術内容を選択できるように全身脱毛60分と30分の
業務用脱毛器を導入するなどの対策をしましょう。

コスパのいいおすすめ業務用脱毛器

クリアエスピー イーエフ(CLEAR/SP-ef)

ルミクスツイン(LUMIX-TWIN)

回転率・扱いやすいおすすめ業務用脱毛器

業務用脱器の重さや扱いやすさをチェック

業務用脱毛器の重さや扱いやすさは、施術の流れに影響を及ぼす
可能性があるため配慮しましょう。

業務用脱毛器が重いと、配置や移動が大変になります。
業務用脱毛器を移動させる必要のないサロンであっても、
故障した際に配送料や修理費用が高額になるかもしれません。

さまざまなことを想定して、業務用脱毛器の重さを確認しておきましょう。
また、個人店や小規模サロンの場合は、軽量の業務用脱毛器を選ぶと扱いやすいです。
移動させる場合も、軽量であれば狭い空間でもストレスなく動かせるでしょう。

重い業務用脱毛器は、スタッフが扱いにくく回転率が悪くなる恐れがあります。
安定して収益を上げるためには、扱いにくい業務用脱毛器は避けるべきです。
軽量で扱いやすい業務用脱毛器を優先して検討してみましょう。

ハンドピースに熱を持ちすぎないかチェック

ハンドピースは、施術していると熱を持ちやすいという性質があります。
毛根の働きを弱らせるために必要な光脱毛の熱は60~80℃です。
レーザー脱毛は200℃とも言われているため、これでも低く保たれています。

しかし、全身脱毛など長時間の施術を1つのハンドピースのみで何人も繰り返し行っていると、
熱を持ちお客様と施術者共に火傷する恐れがあり危険です。冷却ジェルを使用していても、
お客様の肌トラブルが防げるとは言い切れません。

より安全に脱毛を提供するためには、ハンドピースが2つ付いている
業務用脱毛器が適しています。1つのハンドピースが熱を持ったら、
未使用のものを交換して施術できるからです。

また、機械を冷やしながら照射できる冷却機能に優れている業務用脱毛器であれば、
ハンドピースは1つでも問題ありません。いちいちハンドピースを交換する
手間がなくなり施術時間も短く済むため、スタッフにとってもメリットにもなります。

ルネッサンスBAMBI

オルトレドゥエ(OLTRE DUE)

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