脱毛器の安全性やメーカーのサポート体制も!知っておきたい経営のコツ

脱毛サロンを始めるときに気になるのが消費者トラブルです。施術を受けるお客様もサービスを提供するサロン側も、トラブルはできるだけ避けたいですよね。サロンを安心して経営するために、なぜトラブルが起こるのか、対処するための保障や脱毛保険などもご紹介します。

「脱毛サロンの経営に安全対策は欠かせない」といっても決して過言ではありません。トラブルを未然に防ぐためには、脱毛機器をどれだけ理解して正確に扱えるかが重要です。経営者としてトラブルの予防を行い、トラブル発生時の保証や保険などを上手に利用して安全性を高める工夫をしましょう。

目次

安全性のために確認しておきたいポイント

消費者センタ―によると、エステなど医療機関以外で受けた脱毛施術によって健康被害があったという相談が2016年度までの5年間で680件にも上りました。また、インターネットアンケートでは消費者の4人に1人が過去3年に痛みやヒリヒリ感、火傷などを経験したと回答しています。

脱毛後に危害が出た人の中には事前にリスク説明を受けていない方もいて、万が一のトラブルに備えてお客様にはリスクの説明も行って心構えをしてもらうことが大切です。また、間違った手技や根拠なくお客様の要望に合わせるのは健康被害への可能性が高まります。

アレルギー体質の方や敏感肌の方が年々増えていること、さらに小学生でも脱毛を始める時代です。事前にカウンセリングを行う中で「肌へのリスク」についてもしっかりと説明して欲しいというのが消費者のニーズでしょう。

商品名 メーカー 公式HP 総合評価 本体価格 ポイント 用途 ランニングコスト 脱毛方式 ランプ代 ランプ総ショット数 照射面積 照射間隔 保証期間 対応部位 対応ユーザー 生産国 外形寸法 重量 電圧 支払方法
バイマッハ(BYMACH) レナード株式会社 4.7 イオン導入同時照射、2本ハンドピース同時冷却、ブラックピーリング - IPL、SHR 9.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ 日本 H620×W450×D1110mm 55kg 100V 現金・ローン・リース・レンタル
ルテラ(Lutella) 滝川株式会社 3.4 脱毛・フェイシャルモードの2機能搭載。ひげ脱毛も対応可能。駿府ルナタッチパネルで簡単な操作。 脱毛・フェイシャル・ヒゲ脱毛 0.93円 - 13.9万円 15万回 3.9cm2 1.5~3.5s 3年 顔, ヒゲ 女性 日本 H290×Wv528×D358mm 15kg 100V -
トレル(TOREL) 株式会社アリオス 3.6 ハイスペックな卓上タイプ、冷却機能で痛みを抑える。5つの転写モードを搭載。独自メモリー機能。 フラッシュ脱毛・フェイシャル・メンズ脱毛・リフトアップ・赤ら顔・バストケア 0.24円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 0.1~1秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - H1350×W480×D490mm 32kg 110V -
ペガサス(PEGASUS PRO) 株式会社富士美容機 3.6 充実の基本性能。ハイパワーによる高速脱毛。多数機能搭載の4つのハンドル。多様なシリーズ展開。 脱毛・フォトフェイシャル・リフトアップ 0.15円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ - H1350×W480×D490mm 100V 銀行ローン・クレジットリース・分割払い・月額レンタル
ウェルテクス(VERTEX) 株式会社リッシュプラス 3.8 脱毛、フェイシャル、バスト、ヒップ 0.32円 IPL 30万回 7.5cm2 1~2発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 幅35×高さ83×奥行き36cm 32kg 100V 現金払い・リース
ルミクス(LUMIX) 株式会社エストラボ 3.5 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.16円 IPL 10万円 60万回 7.5cm2 1~6発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H420×W460×D650mm 30kg 200V -
ルミクスツイン(LUMIX-TWIN) 株式会社エストラボ 3.6 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.1円 SHR,IPL 10万円 100万回 7.5cm2 1~10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H1290×W440×D640 mm 66kg 200V -
リオキシー ヴィクトリア(RIOXY VICTORIA) グローバルサイエンス株式会社 3.5 脱毛(減毛、除毛)、フェイシャル、バストケア 0.4円 NPL 60万回 7.5cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - 横62×奥35×高105cm 48kg 100V -
シルキーライトEX(Silky Light EX) 株式会社トマトInc 3.2 全身脱毛、フェイシャルトリートメント、バストケア IPL 12万回 13.77cm2 0.9秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 W370×D460×H290mm 25kg 100V -
ライセエンス2(LIGHENCE Ⅱ) 株式会社WAARMラボラトリー 3.8 136万円 導入コストがリーズナブル。OPT方式。数時間の研修で使えるシンプルな操作性。 脱毛、フェイシャル、リフトアップ 0.2円 OPT、IPL、RF 9.8万円 50万回 5.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - W440×D420×H1000mm 35kg 100V -

肌トラブルのリスクの高さ

どんな脱毛施術でも、効果を得るには肌にある程度の負担がかかります。

しかし、施術を提供するサロン側として特に気を付けておきたいのは、二重照射や出力の不適切な設定による火傷や毛包炎などの肌トラブルです。

サロン脱毛は医療機関と違って、肌に火傷などのトラブルが起こっても対処できません。そのため賠償問題に発展することもあり、できるだけ炎症を起こさないように施術することが大前提です。

トラブルを起こさないためには出力の調整や施術者の手技がカギですが、そのためにはスタッフ全員に適切な出力を判断する知識や経験が必要になります。

さらに言えば、肌にやさしい脱毛機器を使用すれば細かい出力の調整をしなくても負担を抑えた照射ができ、肌トラブルそのものが起こりにくくなるでしょう。

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

保障の充実度

業務用脱毛機器は1台で数百万する高額な製品です。脱毛サロンでは使用頻度が多く劣化のスピードが早いため、回転率をキープするためにも定期的なメンテナンスが必要になります。

また、脱毛機器が故障したときにどれだけスピーディに対応してくれるかも大事です。専門技術者が休日にも対応してくれるのかといった充実度をみておくと、万が一のときにも安心して営業を続けることができます。

脱毛機器にどのような保証があるかを調べておきましょう。保証期間内であれば、メンテナンスや修理の際にも費用をグッと抑えられるはずです。通常なら1~2年のところが多いのですが、各メーカーの保証期間をチェックしておくことで、ランニングコストを気にせずサロンを運営していけます。

メンテナンスのサポートや修理体制はしっかりと確認しておくべきです。定期的なサポート内容や無償対象はどこまでかなど、各メーカーを比較しておくといいでしょう。

機器の正しい扱い方、スタッフの教育

脱毛器の保障も大事ですが、実際に安全な脱毛を行うとなると機器の特徴や正しい使用方法についてスタッフ全員が十分に理解しておくことが求められます。

「脱毛効果が感じられないから出⼒を上げて欲しい」とお客様に⾔われて出⼒を上げた結果、トラブルにつながるケースもあります。施術の際に出力を間違えたり、誤った手技で施術してしまうのは危険な行為。スタッフが脱⽑器の特徴と肌への負担が少ない方法をしっかり説明できるのも、安全性を高めるためにはとても大切です。

今は業務用脱毛機器を購入すると、各脱毛器専門のインストラクターがスタッフへの研修・教育を無償で行ってくれるサポートがついていることがあります。ほかにも、効率的な運営方法や集客へのアドバイスなどさまざまなサポートを行っていることもあるので、どのようなサポートが受けられるのかも調べておきましょう。

スタッフへの教育が行き届いていると、お客様への接遇も良くなり均一化された脱毛品質を提供できるようになり良いことだらけです。

肌への負担が少ない脱毛機器

エステサロンが使用できる脱毛機器は主に光脱毛ですが、肌トラブルが発生する頻度は少なくありません。そこで、肌を傷つけることなく脱毛できる「SSC⽅式」の脱毛機器や「IPLとSHRが切り替えられる」機器など新しい脱毛機器を選ぶオ―ナー様が増えています。

一般的な光脱毛器はメラニンに反応して高熱を生じるため毛根周囲の肌細胞も傷つけてしまうのですが、SSC方式は敏感肌にも照射できる新しい脱毛方法です。

専用ジェルには抑毛効果のある青い粒が入っていて、特殊なライトを照射すると毛穴に浸透して効力を発揮します。従来のように光の高エネルギーで直接脱毛しないので、肌トラブルや痛みがありません。

IPLとSHRの両方を搭載した機器は、IPLのショット式とSHRの蓄熱式のどちらかを選んでモードを切り替えて使用します。SHRは刺激や負担の少ない脱毛が得意です。弱い出力のレーザーを何度も重複照射することで、肌に与える痛みや負担を大幅に減らしてくれます。

SSC式の脱毛機器を使用する

SSC方式の脱毛機器を使用するメリットはいくつかあります。従来の熱ダメージによる脱毛方法ではなく、抑毛作用のある成分を光で毛穴に届けるため、痛みや肌への負担が少なく敏感肌の⽅にも施術が可能です。

ジェルに配合されている抑毛成分は細い⽑や産⽑にも効果があり、保湿成分もたっぷりと含まれています。さらにライトには美肌効果があり、脱毛しながら肌ケアができるのが特徴です。

また、SSC脱毛自体に美白効果はありませんが、炎症になりにくい脱毛を続けているとムダ毛を自己処理することで生じる肌の⿊ずみを予防できます。

1回の脱⽑施術は両ワキで5分いないです。施術時間が短い上に毛周期に関係なく施術を受けられ、何度もサロンに足を運ぶお客様の負担減につながるでしょう。

ただデメリットもいくつかあり、効果が出るまで2週間ほどかかることや⽇焼けの後と地⿊肌には施術できないこと、肌に塗るジェルが少し冷たいことなどが挙げられます。

SSC式のおすすめ脱毛機器

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

リスクヘッジに脱毛保険への加入もおすすめ

もしも、お客様に火傷などのケガを負わせてしまった場合には賠償責任が発生します。サロンを経営するなら、保険に加入するかどうかは事前に検討しておきたいポイント。有事の時にどれだけスムーズな対応がとれるかは今後の営業に大きく影響するため、消費者とのトラブルをうまく解決できる体制をきちんと整えておきたいところです。

業務用脱毛機器を販売しているメーカーでは保険も提供しています。保険内容はサービスごとに異なりますが、保障の充実度は機器を選ぶ際にもひとつの選択肢になります。

例えば、店舗が家事になって営業に支障が出たときの保障や、第三者による備品の破損や盗難などの被害に対応してくれるものも。機器の故障やお客様への賠償だけでなく、店舗全体に関わる被害を幅広くカバーしてもらいたい方におすすめです。

導入実績の高いメーカーもチェック

脱毛機器を選ぶ際になぜメーカーの導入実績を見るのかというと、導入実績の多い機器はそれだけ多くのサロンに選ばれているからです。機器の使いやすさだけでなく、メーカーの信頼性やサポート力が高いとも評価できるでしょう。

導入数が多いメーカーは他のメーカーに比べて脱毛症例の実績も多く積んでいるため、サロンからの声も届きやすくなります。より簡便で安全性の高い良質な機器が開発されている可能性が高いのです。

また、同じ機器を扱っていてほぼ値段が変わらないのであれば、保障や保険などのサポートプランがしっかりしているメーカの脱毛機器が選ばれるでしょう。多くのサロンから選ばれるのは、脱毛機器そのものだけでなく売っているメーカの方にもたくさんの魅力があるのです。

できるだけ安全に脱毛サロンを経営したいと考えているのであれば、信頼できるメーカーを探しておきましょう。

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