脱毛機器は脱毛方法で選ぶ!特徴やメリット・デメリットの違いを解説

脱毛機器は大きく分けて「光脱毛器」と「レーザー脱毛器」の2種類があります。その脱毛方法にはそれぞれに特徴が異なり、メリット・デメリット脱毛効果にも違いがあります。今回は、エステ脱毛で人気の光による「IPL脱毛器」とレーザーで注目の「SHR脱毛」器を比較していきます。脱毛機器を選ぶ参考にしてみてください。

脱毛機器を購入するときに、特に迷うのが「脱毛方法」による違い。とくに光とレーザーを使った脱毛は一朝一夕で、消費者の人気を二分するため選びづらいところでしょう。そんな2つの脱毛から代表的な脱毛方法「IPL]と「SHR]を比較!どちらの脱毛機器を選べばいいのか、さまざまな角度からみていきましょう。

目次

光脱毛器とレーザー脱毛器

光脱毛とレーザー脱毛にはたくさんの違いがありますが、大きな違いとしては、光は広範囲でマイルドな照射を得意とし、逆にレーザーは狭い範囲にパワーを集中したパワフルな照射が得意です。レーザー脱毛は細胞を壊すほど威力が強く、医療機関(美容クリニックや脱毛クリニック)でのみ使用が許されています。

しかし、メラニン色素の黒色に反応して、ムダ毛を生やす細胞にダメージを与える点は共通しています。どちらもより濃い黒色に反応して成長期にある毛を主に脱毛しますが、色素の薄い毛や細い産毛などは脱毛しにくいです。

肌の色が黒い人はメラニン色素が肌にもたくさんあり、肌を火傷するリスクが高くなります。しかし、火傷しないように出力を抑えてしまうと脱毛に必要なダメージを与えられず、色黒肌の人や大きなシミやあざがある部位の脱毛がうまくできない可能性があるのです。

商品名 メーカー 公式HP 総合評価 本体価格 ポイント 用途 ランニングコスト 脱毛方式 ランプ代 ランプ総ショット数 照射面積 照射間隔 保証期間 対応部位 対応ユーザー 生産国 外形寸法 重量 電圧 支払方法
バイマッハ(BYMACH) レナード株式会社 4.7 イオン導入同時照射、2本ハンドピース同時冷却、ブラックピーリング - IPL、SHR 9.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ 日本 H620×W450×D1110mm 55kg 100V 現金・ローン・リース・レンタル
ルテラ(Lutella) 滝川株式会社 3.4 脱毛・フェイシャルモードの2機能搭載。ひげ脱毛も対応可能。駿府ルナタッチパネルで簡単な操作。 脱毛・フェイシャル・ヒゲ脱毛 0.93円 - 13.9万円 15万回 3.9cm2 1.5~3.5s 3年 顔, ヒゲ 女性 日本 H290×Wv528×D358mm 15kg 100V -
トレル(TOREL) 株式会社アリオス 3.6 ハイスペックな卓上タイプ、冷却機能で痛みを抑える。5つの転写モードを搭載。独自メモリー機能。 フラッシュ脱毛・フェイシャル・メンズ脱毛・リフトアップ・赤ら顔・バストケア 0.24円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 0.1~1秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - H1350×W480×D490mm 32kg 110V -
ペガサス(PEGASUS PRO) 株式会社富士美容機 3.6 充実の基本性能。ハイパワーによる高速脱毛。多数機能搭載の4つのハンドル。多様なシリーズ展開。 脱毛・フォトフェイシャル・リフトアップ 0.15円 SHR,IPL 100万回 7.5cm2 10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性, キッズ - H1350×W480×D490mm 100V 銀行ローン・クレジットリース・分割払い・月額レンタル
ウェルテクス(VERTEX) 株式会社リッシュプラス 3.8 脱毛、フェイシャル、バスト、ヒップ 0.32円 IPL 30万回 7.5cm2 1~2発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 幅35×高さ83×奥行き36cm 32kg 100V 現金払い・リース
ルミクス(LUMIX) 株式会社エストラボ 3.5 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.16円 IPL 10万円 60万回 7.5cm2 1~6発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H420×W460×D650mm 30kg 200V -
ルミクスツイン(LUMIX-TWIN) 株式会社エストラボ 3.6 脱毛・フェイシャル・バストアップ・ヒゲ脱毛 0.1円 SHR,IPL 10万円 100万回 7.5cm2 1~10発 1年 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 H1290×W440×D640 mm 66kg 200V -
リオキシー ヴィクトリア(RIOXY VICTORIA) グローバルサイエンス株式会社 3.5 脱毛(減毛、除毛)、フェイシャル、バストケア 0.4円 NPL 60万回 7.5cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - 横62×奥35×高105cm 48kg 100V -
シルキーライトEX(Silky Light EX) 株式会社トマトInc 3.2 全身脱毛、フェイシャルトリートメント、バストケア IPL 12万回 13.77cm2 0.9秒 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 日本 W370×D460×H290mm 25kg 100V -
ライセエンス2(LIGHENCE Ⅱ) 株式会社WAARMラボラトリー 3.8 136万円 導入コストがリーズナブル。OPT方式。数時間の研修で使えるシンプルな操作性。 脱毛、フェイシャル、リフトアップ 0.2円 OPT、IPL、RF 9.8万円 50万回 5.0cm2 10発 保証なし 顔, ヒゲ 女性, 男性 - W440×D420×H1000mm 35kg 100V -

IPL脱毛器

IPLの特徴

黒い色素に反応して高熱を発生する光線を用い、毛根にある毛母細胞にダメージを与えて一時的に毛を再生できないようにする脱毛方法です。

1発1発ヘッドをずらして照射するフラッシュ式と呼ばれる方法で、瞬間的に毛母細胞に高熱が発生して痛みを伴います。脇やVIO、ひげなどメラニン色素の濃い毛の脱毛に効果的ですが、痛みも強いので照射すると同時に冷却して照射による痛みやダメージを抑えることができます。

一般的にIPL脱毛はエステサロンや脱毛サロンでよく行われていますが、出力を抑えた施術では毛母細胞を一時的に活動停止させる一時的な抑毛になります。美容クリニックで用いている医療用のIPL脱毛機器は、より確実でハイスピードな脱毛施術が可能ですがエステやサロンでは利用できません。

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

IPLのメリット

広範囲の照射で出力が分散されるIPLは、熱によるダメージが少なく痛みも感じにくいことから肌が敏感な人や痛みに不安がある人から選ばれやすいでしょう。特にエステ脱毛では出力が抑えられるため、ほとんど痛みのない施術が可能です。

IPLは美容クリニックでシミやくすみをとる美肌治療や肌のハリやキメを整え得る美肌治療にも使用されています。特殊な光によって脱毛施術をした後の肌にもハリを与え、キメや透明感を感じられるのはエステ脱毛でも同じです。

脱毛機器にどのような保証があるかを調べておきましょう。保証期間内であれば、メンテナンスや修理の際にも費用をグッと抑えられるはずです。通常なら1~2年のところが多いのですが、各メーカーの保証期間をチェックしておくことで、ランニングコストを気にせずサロンを運営していけます。

IPL脱毛器は国産でつくられていることも多く、日本人の肌や毛の質感に適した出力調整になるよう開発・製造された機種もあります。

IPLのデメリット

エステやサロンでは出力がそれほど強くはできないので、産毛などの細い毛では脱毛効果を感じにくく、脱毛完了まで8~10回程度の照射が必要です。さらにツルツルにしようと思うと10~15回の施術となり、毛のない状態をキープするためには継続的に施術することになります。

レーザーに比べて出力が弱いとはいえ、毛母細胞に高熱が生じるので周辺の肌組織にもダメージがあります。同じ箇所に二重照射してしまったときに起こりやすいのが火傷です。出力の強さに比例してダメージも痛みも強くなります。

アトピー体質や肌が敏感な方はには肌への負担が大きく、照射後に肌トラブルが起こりやすいため、脱毛に必要な出力を照射できないことがあります。また、色黒肌に合わせて出力を調整すると、毛母細胞を弱らせるだけのパワーが得られない場合があるので注意が必要です。

IPLのおすすめ脱毛器

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

SHR脱毛器

SHRの特徴

レーザー脱毛はIPLのようなフラッシュ式と蓄熱式があります。従来は高出力のフラッシュ式が主流でしたが、近年では蓄熱式のSHRが登場して多くの施設で導入されています。

SHRは蓄熱式脱毛のひとつで、低出力のレーザーを重複照射して少しずつエネルギーを蓄積させて発毛を促す毛包(バルジ領域)を壊すことで脱毛します。

バルジ領域とは発毛の指令を毛母細胞に出し、栄養を配給する役割も持っています。毛母細胞よりも皮膚の浅い層に位置しているので、低い熱でも十分なダメージになります。

つまり、弱い熱エネルギーを毛包にため込んで、脱毛に必要なダメージを効率的につくりだせる肌に優しい脱毛が可能です。低い出力で脱毛できるため、サロンでも導入しやすいでしょう。

SHRの施術前には専用ジェルを塗ります。各マシンそれぞれに使用できるジェルが異なり、ニキビやそばかす、赤ら顔をケアする美肌成分が脱毛した肌のケアができます。

SHRのメリット

1回の照射では熱エネルギーが弱く、痛みというよりは肌がじんわりと温められていく感覚です。毛包内にあるバルジ領域の温度が60度くらいになるように照射するので、痛みや刺激に弱い人でも安心して施術を続けられます。

蓄熱式は1発ごとにヘッドをずらす狙い撃ち形式ではなく、ジェルで滑らせるように施術することで10~15分で全身脱毛ができます。施術者の技術に左右されにくく、火傷のリスクを抑えながらムラの少ない施術が可能です。

ターゲットであるバルジ領域は肌の広い範囲に分布しているにも関わらず、SHRならバルジ領域周辺の肌組織には与える負担が少なくすみます。さらに、今まで肌の色やアトピーなどの肌質で施術ができなかった人なども、トラブルが起こるリスクがほとんどありません。

メラニン色素の濃さに頼った脱毛ではないので、色素の薄い金髪や産毛にも効果が期待でき、毛の成長期も気にせずに脱毛できます。

SHRのデメリット

照射する際に発生する熱が低いため、施術直後は生えている毛の状態には全く変化は見えません。バルジ領域からの栄養供給が滞って、毛が徐々に衰退して抜けていくまでに2週間ほどかかるためです。

脱毛完了までの期間はだいたい6ヶ月なので、IPL脱毛の完了までにかかる期間と差はありませんが、実感が湧きにくいので「効果がない」と思い込んでしまう人がいるようです。

SHR機器を使用するにあたっては注意が必要で、長時間使用していると途中で出力が低下したり照射スピードが落ちたりすることがあります。長時間にわたって稼働しないように施術のスケジュール調節が必要です。

SHRのおすすめ脱毛器

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

IPL・SHRで迷っているなら両方搭載したマシンも

脱毛を受ける側のお客様も、どちらの脱毛がいいか決めきれずに断念してしまう方がたくさんいらっしゃいます。そんな方のために、IPLとSHRの両方の脱毛をモード切替で自由に施術できる新しい脱毛機器が登場しました。

通常の流れでは、施術の準備や機器の稼働スケジュールのために契約の時点で脱毛機器(方法)を決めておきますが、お客様の気分や脱毛状況によって自由に切り替えができます。

1度に複数の機器を使った脱毛施術が受けられる施設もありますが、それだけの機種をそろえるには高額な費用がかり、管理する場所やメンテナンスなどの手間や時間も大変です。モードを切り替えるだけでIPLでもSHRでも施術ができるのは、便利なだけでなく効率的とも言えるでしょう。

それぞれの施術を受けながらその時々で自分に合った脱毛を選べるので、お客様にとってもメリットが多い脱毛機器です。

切り替えて使用できる脱毛機器

導入前のサポートが手厚い脱毛機器

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